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134 部下にキーワードを示す

 私たちの脳は、キーワードを与えないと情報収集を始めません。見たいものしか見えない、聞きたいことしか聞こえないのが私たちの脳です。だからこそ、部下に対して適確なキーワードを示してやることが管理職には求められています。

 

 

 製造業を中心にQCサークルという品質向上活動が取り組まれています。大企業では継続的に行われていますが、中小企業が取り組むと2~3年で途切れてしまいます。途切れる理由は「改善のネタがなくなった」という場合がほとんどです。身の回りの課題を一つずつ解決していくと、問題がなくなったように見えます。改善すべき点がまだたくさん残っているのに、気づけなくなってくるのです。

 

 そこで管理職の役割が重要になります。部下に対して「今年度の前半は、◯◯に特に注目して日々の仕事を見ていこう」と語りかけると、部下たちの脳は○○をさがして情報収集を始めます。このことによって、これまで気づいていなかった課題に気づいて、QCサークルが活気づくのです。

 

 キーワードには、いろいろなものがあります。例えば、「仕事を進める際に、顧客が本当に求めているものは何かをもう一度確かめてから取りかかろう」というのも良いキーワードだと思います。仕事は、顧客の問題を解決することが目的です。顧客が何を求めているのかが明確になっていれば、ムダな作業をしなくてもよくなるでしょうし、過剰品質も防げます。顧客が求めているものを確認することは、長時間労働の抑制にもつながります。

 

 週の初めに「今週のキーワード」を部下に示すと良いですね。「今月のキーワード」を決めるのもおもしろいと思います。キーワードを示したら、部下との会話の中で、努めてキーワードを意識させるようにすることも有効です。

 

 ボーッとしていると仕事は進みません。キーワードを与えて脳を活性化させることが良い仕事につながると思います。是非ためしてみてください。

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