飲み会の作法

前回、組織運営において、一緒に飲んだり食べたりする機会を持つことの重要性を書きました。今回は、飲み会のときにどう行動すればいいかを考えたいと思います

 

飲み会は、腹を割って話すいい機会です。お酒が入って気分がゆったりすると、ふだん話せなかったことも話せるようになります。

何でも話せるといっても限度があります。節度をもって話しをすることが必要です

 

(ルールその1)仕事上の秘密に属することは話さない

 飲み屋で耳をそばだてていると、いろいろな会社の話が聞こえてきます。中には機密情報に属するのではないかと思うような話題も出てきます。情報管理の面で、日本人はとてもガードが甘いと言われます。

 外部の飲み屋で行われる場合は当然として、会社のラウンジなどで行われる場合でも、不用意に固有名詞を口にしないようにしましょう

 

(ルールその2)後輩の話を聴く

 「聞く」ではなく「聴く」という字を使いました。飲み会は、上司や先輩が自分の考えを部下・後輩に言う場ではありません。それは、会社の中で普通に行われているはずです。飲み会は、部下・後輩の話を聴く場だと位置づけてください。

 アルコールが入ると饒舌になります。同じことを繰り返して言ってしまいがちです。ぐっとこらえて、聴き手に徹してください。「今日はあまり話さなかったな」と思うくらいでちょうどいいのです

 

(ルールその3)上司・先輩は自分の失敗話をする

 部下・後輩たちは、上司はすごい人で近寄りがたいと感じています。でも、いまは課長でも10数年前はひら社員だったのです。そのときの失敗話を部下・後輩にしてあげて下さい。きっと上司を身近に感じてくれるはずです

 

 共通の目標に向かって力を合わせていくのが組織です。組織力は構成メンバーの結束力にかかっています。飲み会を上手に使って、結束力を高めて下さい

 

投稿者プロフィール

藤村 博之
法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 教授
法政大学大学院 職業能力開発研究所 代表
NPO法人 人材育成ネットワーク推進機構 理事長
詳細:藤村博之のプロフィール