高齢者雇用

 毎年10月は高齢者雇用推進月間です。47都道府県で高齢者雇用フェスタが開催されていますが、私は宮崎県のフェスタで講演をしました。

 

 高齢者雇用は、日本社会が急速に高齢化していく中でとても重要な課題です。今日の講演にも100名を超す方が参加されました

 私の講演の前に、高齢者雇用で功績を挙げた企業の表彰式がありました。宮崎県知事賞があるので、東国原知事が出席されていました。テレビで観る「そのまんま」でした。ちょっとミーハーな気分になりました

 

 私の講演では、お客様が高齢化しているのだから対応する従業員も高齢者であった方がいい点を強調しました。デパートにスーツを買いに行ったとき、若い女性定員に接客してほしくないという話をしたら、とても受けました。何を着ても「良くお似合いですよ!」と言ってくれる店員はどうも信用できません。やはり、私と同じか、少し年上の男性店員と話しながら商品を選びたいですね。少し冒険することを進めてくれる方も大歓迎です

 

 「高齢になると使いにくくなる」という思い込みが企業側にあります。確かに、高齢期になると、頭は硬くなるし、腰は重くなるし、口ばっかり達者になってできない理由から並べ立てるという人が目立ってきます。でも、そういう人を使っていかなければならないのが高齢社会の現実です。

 今日の講演では、企業側も従業員側も意識改革が必要だという点も強調しました。昔から「五十の手習い」とか「年寄りの冷や水」とか、高齢者が新しいことに挑戦するのを揶揄するような言い方がされますが、それでは高齢社会は乗り切れません。何歳になっても新しいことに挑戦し続ける意欲と能力が大事だと話しました

 

 講演の途中で気を失う方も何人かいらっしゃいましたが、おおむね最後まで熱心に聴いてくださいました。久しぶりの宮崎でしたが、気持ちよく仕事を終えることができました

 

投稿者プロフィール

藤村 博之
法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 教授
法政大学大学院 職業能力開発研究所 代表
NPO法人 人材育成ネットワーク推進機構 理事長
詳細:藤村博之のプロフィール